ski経営サポートオフィスの社労士コラム

目標を設定させるには?

2012.10.27

目標を定める

「あなたは目標を設定していますか?」

「あなたは目標を書き留めていますか?」

「あなたは目標を達成するための計画がありますか?」

1953年のアメリカのエール大学卒業生に対してこのような質問をしたそうです。

これらの3つの質問に全て「イエス」と答えた卒業生は全体の3%に過ぎなかったそうですが、20年後に再調査したところ、この3%の卒業生は、他の卒業生に比べて、幸せな結婚をし、仕事でも成功を収め、家庭生活にも満足し、健康状態も良かったそうです。

これはとても有名な話で、様々な本に載っています。

幸せや成功はその人の価値観によって変わるので、全てを肯定することはできませんが、それでも目標を定めて、それに向けた計画を立てれば多くのことを実現できるのは確かなようです。

目標を定めると、エネルギーを目標に集中することができ、目標に向かって自分が何をすれば良いのかはっきりします

目標設定

目標を設定する上で、仕事上のするべきことを「重要度」と「緊急度」という2つの基準で分類します。それぞれを図のような縦軸と横軸に区分すると4つの領域ができます。実際に仕事を書き出して分類してください。

A:「重要で緊急」な仕事

この領域の仕事は、すぐに手を付け、できるだけ早く完了する必要があります。最重要ですが、別にわざわざ目標にしなくても、この領域に入るような仕事なら、放っておいてもやる仕事といえます。

B:「重要だが緊急ではない」仕事

最も目標にすべき領域です。この領域の仕事は、すぐやらなくても良いので、思っているだけで、なかなか行動に移せません。だから目標として設定し、実行する必要があります。

C:「重要ではないが緊急」な仕事

この領域の仕事は、緊急ではあるため、重要な仕事よりも優先してしまうことがあります。この領域の仕事をやればやるほど重要な目標を達成するのが難しくなります。

D:「重要でも緊急でもない」仕事

この領域の仕事に手を付けるべきではありません。しかし重要な仕事をするのが嫌で、この領域の仕事に逃げ込んでいる場合があります。部下などがもしそうしているとすれば、この作業をすれば気が付くはずです。

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