ski経営サポートオフィスの社労士コラム
外国人雇用に関するブログ—————外国人労働者向けの安全衛生について
<外国人雇用管理指針に定められる「事業主が外国人労働者の安全衛生を確保するために行うべき事項」>
具体的には以下の内容になります。(抜粋)
①安全衛生教育の実施
②労働災害防止のための日本語教育の実施
③労働災害防止に関する標識、掲示等
④健康診断の実施等
⑤健康指導及び健康相談の実施
⑥労働安全衛生法等の周知
外国人労働者を雇用する企業は、上記に配慮しなければなりません。上記以外や詳しい内容は、厚生労働省ホームページに記載があります。
<外国人労働者に向けた安全衛生教育の資料>
厚生労働省が、外国人労働者の安全衛生対策に活用できる教材を無料提供しています。
分野別に設定されています。マンガや動画にて、わかりやすく作成されています。
11言語(日本語、英語、中国語、ベトナム語、タガログ語(フィリピン)、クメール語(カンボジア)、インドネシア語、タイ語、ミャンマー語、ネパール語、モンゴル語)に対応し、8業種と業種共通の教材があります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186714.html#m-naAncTarget1
また、社内に掲示できるポスターやパンフレット等も無料提供されています。
中小規模事業場における雇入れ時や作業内容変更時等の安全衛生教育に役立つマニュアル(英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語に翻訳されたもの)もあります。
ぜひご利用ください。
<安全衛生についての無料相談センター>
外国人在留支援センターFRESCに安全衛生班があります。
外国人労働者を雇用する事業主及び外国人労働者からの、安全衛生教育や労働災害防止対策についてのご相談・個別支援は無料となっています。是非ご活用ください。
詳細は、こちら東京労働基準協会連合会ホームページへhttps://www.toukiren.or.jp/fresc/
英語・中国語対応で相談ができます。
<VR教材の体験会>
働く人の安全と健康について、学習と体験をセットにした視聴覚教材(VR教材)で、事故の発生だけでなく、それを引き起こす危険行動を併せて体験することができます。
また厚生労働省で、仮想の作業場における労働災害を疑似体験できるVR教材体験会を全国7か所で開催予定となっています。無料です。
開催の案内は、今後、厚生労働省ホームページにて掲載される予定です。
詳細は、こちらをご覧ください。
<外国人労働者の労働災害が増加傾向>
外国人労働者の増加に伴って、外国人の労働災害も増加傾向にあります。
労働災害(労災)が発生してしまったときは、労働者死傷病報告等を労働基準監督署に提出しなければなりません。
この報告書の様式が新しくなり、「国籍・地域」「在留資格」を記入する欄が追加されています。
外国人労働者の在留カードに記載されている通りの記入が必要です。(例:米国、特定活動)
<初回相談無料>
弊社では、外国人雇用、労務管理、在留資格に関する相談を受け付けています。
初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。