ski経営サポートオフィスの社労士コラム
才能のある人を採用するには①
どのような人材を採用したいか?
人材を採用したいとき、どうのようにされているでしょうか?
1.ハローワークや求人誌有料の採用専門の機関に申し込む。
2.応募してきた人を書類選考する。
3.良さそうな人に面接に来てもらう。
4.1度の面接で採用を決定する。
というような流の事業所が多いのではないでしょうか?
この場合に即戦力を求めて、前職の職業経験や資格などで、決めていないでしょうか。
技術や知識は教えることができますが、やる気や会社の風土と合うかどうかなどは教えることができません。
今は知識がなくても一生懸命に仕事に取り組むやる気のある人を雇いたいのではないでしょうか?
会社の風土に合う考え方をもっているというのも一つの才能です。
この才能を見つけることはできるのでしょうか?
これが正解という完璧な質問というのはありませんが、以下に参考となるような質問の例を紹介します。
- YES,NOで答えられない質問をしてみる。
相手がいつもどのような対応をしているか、仕事でどんな行動をみせるかを判断することができます。
例えば、
「仕事の何が楽しいと感じていますか?」
とか
「上司と部下の関係はどのような形が理想だと思いますか?」
というような具合です。
ここで大事なことは質問をした後はだまっていることです。
もし、質問の意味を聞かれてもはぐらかすことです。
本当に聞きたいのは応募者本人が何を言いたいかです。
質問の解釈も含めて聞きたいことを伝えて下さい。
それとこれが一番大事なことですが、質問の答えがどんなものでも信用することです。
2.具体的な例を聞き出す。
求めている能力が必要な場面が過去の仕事の中であったかどうか?
あると答えた場合に、
「それはいつだったか具体的に教えて下さい。」
というように、いつ、どこで、誰がというようなことを具体的に言えるかどうかということです。
もうひとつは、答えが素早く返ってきたかどうかです。
答えられない場合は、あまり経験をしていない可能性があります。
この質問の注意点は、あくまで、「具体的」で「素早く答えが返ってきたか」のみで判断することで、
内容の質で判断しないことです。
例えば、
「いつのことですか?」
の質問に
「1週間前です。」
と回答があった場合、内容の説明はありませんが、1週間前という具体的な答えをしています。
すごく説明が上手く内容も良いけれど時期についてはあいまいな回答だった。という場合は質問に具体的に答えていないことになります。