ski経営サポートオフィスの社労士コラム

外国人雇用についてのブログ―――増加を続ける日本の在留ベトナム人数44.8万人、国籍別で2位に

2021.06.10

昨年末の、日本に在留するベトナム人数は44万8053人で、過去最高を更新しました。

ベトナム人は年々増えていて、2019年末時点と比べても、+8.8%(+3万6085人)増加。

コロナウイルス感染症の影響で来日外国人が減少する中、前年末比で人数が増加したのはベトナムのみ。

今後も、ベトナム人は増えていき、技能実習や特定技能においても、存在感を増すことが予想されます。

在留外国人を国別にみてみると、第1位は中国の77万8112人(構成比27.0%)、次いで2位がベトナム人の(構成比15.5%)となった。

それまで構成比2位であった韓国の42万6908人(同14.8%)を初めて抜き、2位に浮上しました。

在留ベトナム人数は、2008年の約4万人から、12年間で約11倍に増加しています。

在留ベトナム人、中長期在留者の在留資格別人数は下記の通りで、「技能実習」が約半数を占め、次いで「留学」「技術・人文知識・国際業務(いわゆる就労ビザ)」が続きます。

その次に多い「特定活動」には、技能実習からの変更(昨年からのコロナ特例)例も多く含まれると思われるため、技能実習として来日するベトナム人が多いことが見て取れます。

◇技能実習:20万8879人(前年末比▲4.5%減)
◇留学:6万5653人(同▲17.2%減)
◇技術・人文知識・国際業務:6万1181人(同+18.3%増)
◇特定活動:4万1331人(同+551.0%増)
◇家族滞在:2万5961人(同+20.1%増)
◇永住者:1万8472人(同+7.5%増)
◇定住者:5739人(同+1.6%増)
◇日本人の配偶者等:4983人(同+8.3%増)
◇その他:1万5851人(同+131.7%増)

在留外国人の総数は288万7116人で、2019年末時点と比べて▲1.6%(▲4万6021人)減少。

在留外国人の多い上位10か国・地域と人数、昨年対比の増減は以下の通りです。


◇中国:77万8112人(前年末比▲4.4%減)
◇ベトナム:44万8053人(同+8.8%増)
◇韓国:42万6908人(同▲4.4%減)
◇フィリピン:27万9660人(同▲1.1%減)
◇ブラジル:20万8538人(同▲1.5%減)
◇ネパール:9万5982人(同▲0.9%減)
◇インドネシア:6万6832人(同▲0.0%減)
◇台湾:5万5872人(同▲13.7%減)
◇米国:5万5761人(同▲5.8%減)
◇タイ:5万3379人(同▲2.6%減)

ニュースソース:2021年3月31日 法務省出入国在留管理庁報道発表資料、ウェブサイトVIET JO 

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