ski経営サポートオフィスの社労士コラム
外国人雇用に関するブログ—————「特定技能」3か月で6577人増加。国別ではベトナムが最多、2位はフィリピンに
出入国在留管理庁が、「特定技能」の資格で日本に在留する外国人の数が2021年6月末時点で2万9144人になったと発表しました。
今年3月末の2万2567人に比べ29%、6577人増えました。
国籍別に見るとベトナムが1万8191人で最多、2位は、これまでの中国を抜いて、フィリピンとなりました。
3位以降は、中国、インドネシア、ミャンマー、タイ、カンボジア、ネパールです。
業種別では「飲食料品製造業」が1万450人と最も多く、全体の約36%を占めています。
次いで多いのは、「農業」(13.8%)、「建設」(9.5%)、「介護」(9.3%)、「産業機械製造業」(8.3%)の順となりました。
昨年まで全体の10%超を占め第3位であった「外食」分野は、今年度の人数は5%超にとどまりました。
一方、フィリピン人の就労が多い「介護」「造船・舶用工業」は、それぞれ約58%、28%と、前回比から大きく伸びました。
特定技能ビザを取得するためには、通常「日本語能力試験(JPLT)」と「技能検定試験(各分野ごとの試験)」の2つの試験の合格が必須となっています。
しかし、技能実習2号、技能実習3号を「良好に修了した技能実習生」は両試験が免除されます。(試験なしで、在留資格の移行ができる)
こうしたことから、技能実習を経て、特定技能を取得される外国人が多くなっています。
コロナ禍にて帰国困難者が増えたこともあり、昨年度からはより増加が目立ちます。
また、都道府県別の特定技能在留外国人数の推移によると、今回は兵庫県が統計開始後初の全国10位、1153人と増加を見せています。
大阪府は全国5位、1521人と、関西での「特定技能」が増えてきていることが読み取れます。
一定レベルの日本語力と、技術力を持つ、即戦力として、労働力不足解消に期待が高まっています。
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