ski経営サポートオフィスの社労士コラム
解雇の基礎知識
2012.02.20
解雇
社員に会社を辞めてもらう場合には、大きく2つの方法があります。
その1つが、「解雇」です。
解雇とは、会社側が従業員の意思に関係なく、一方的に労働契約の解除を行うことを指します。いわゆる「クビ」というのがこれに当たります。
会社には、解雇権というものがあります。ただし、会社が従業員を解雇するためには、いくつかの条件が必要となります。
例えば、解雇をするためには、解雇の規定があること、30日以上前に解雇の予告をするか平均賃金の30日以上の解雇予告手当を支払うこと、解雇の規定に該当する行為があったことなど様々な法律の規制があります。
退職勧奨
もう1つが、「退職勧奨」です。
退職勧奨とは、会社側からの「辞めてほしい」というお願いになります。従業員側がこのお願いに対し、合意をして退職届を提出して辞める、という流れになります。いわゆる「肩たたき」がこれに当たります。
退職勧奨には解雇の様な法律の規制はありません。退職勧奨は、あくまで会社からのお願いで、強制力のある行為ではないからです。
「解雇」にしても「退職勧奨」にしても、会社と従業員との間で無用なトラブルにならないようしっかりと対策を取ることが重要です。